halfsinger(7)
そういえばしっかり書いていなかったのですが、
今回の作品は和樹くんのドラム以外全て、宅録です。
ぜーんぶ竹田の家で録っています。
仕事から帰ってきては、二時間くらい
録音。休みの日とかはベッドから起きだして
そのまま顔も洗わずに、レコーディング開始、
一段落着いたところでやっとシャワーを浴びたらもう夜、
なんてことは良くありました。
特にボーカルとかは休みの日じゃないと
録れないんですよね。それに、ボーカルは日を変えると
全く違う風に録れてしまうので、繋げなくてはならない
場合があった時に、違う日のテイクどうしは繋がらないのです。
なのである程度まとめて録らなくてはならない。
しかもボーカルの場合、ダメな日はいくらやってもダメです。
一回歌っただけで、今日は調子が悪いからダメだ、と解る。
無理してやっても、後でやり直したくなっちゃう。因果なもんです。
その点、ベースとかエレキとかは
ライン経由で録音しているので、時間を選ばずに
録音できますし、セッティングさえ変えなければ、
ほぼいつでも同じ音が出せます。素晴らしいです。
さて、竹田の部屋にはパソコンが三台ありまして、
うち、二台が録音に使われています。
一台はデスクトップで比較的高機能ですが、ファンがうるさくて
レコに耐えません。しかしデスクトップですし、モニタースピーカーも
机の上にあり、作業はこっちの方がしやすいので、ミックス作業は
こっちで全てやります。
もう一台はノートで、ファンレスなので静かです。
ただ、それなりっちゃそれなりの性能なので、あくまで録るだけです。
なので、ノートで録って、LAN経由でデスクに送り、
そっちでミックス、と言う段取りでやるわけですね。
とは言っても打ち込みとか、ベースとかエレキとかは前述のように
騒音と無縁なので、デスクにて直接レコします。自然、アコギとボーカル、
コーラスなどが先に録音されていく事になります。
録り方の方向性としては、大きく三通りあります。
一つ目は、クリック、いわゆるメトロノームカウントですね、
これを聞きながら、仮アコギを入れ、再度その仮アコギを聞きながら
本アコギを録音、その後ボーカル等を録っていくやり方。
(ちなみにアコを二度録るのは、クリック聞きながらだとどうしても
自然なプレイが出来ないためと、クリック自体の音が漏れて録音されて
しまうためです)
このやり方だとテンポから最初から最後まで一定なので、
聞いていて聞きやすいですし、データの修正もしやすいし、
なにより打ち込みをやる場合は必須です。反面綺麗過ぎて面白みに欠ける。
二つ目は、出来るだけテンポを狂わせないように注意した
仮ギターを録音。(この場合クオリティは問いませんで、とにかく
テンポがあっていて、その後それにあわせられれば良い)
その後仮ギターに合わせて本ギター、ボーカル等を録っていくやり方です。
これはどうしてもクリックに合わせてギターが弾けない場合(笑
多少フリーテンポな部分が入ってくる曲、自由さ重視の曲等の
際に用います。勢いがあって良いですが、もちろん一番と二番の長さが
微妙に変わったりします。走ったりもたったりする場合もあります。
三つ目は、いきなりボーカルとギターを一緒に
録ってしまうやり方です。これは完全に曲自体がフリーテンポ
な時に用います。タメとかがある曲だと、別録りするとボーカル
入れられないんです。どうしてもタイミング計ってしまうので、
不自然になっちゃう。ただ、一気に録っているので、
一気に録ったクオリティが全てです。
これらはどれが良いとか悪いとかではないですし、
他の方法論もあると思います。ここいらの方法が決まると、
レコは具体的に動きやすくなります。逆に決まらないと、
何度もやり直したりしたくなってしまいます(笑
既に言及したものもいくつかありますが、
どの曲がどの方法で録音したのか想像してみても
面白いかもしれませんね。
今回の作品は和樹くんのドラム以外全て、宅録です。
ぜーんぶ竹田の家で録っています。
仕事から帰ってきては、二時間くらい
録音。休みの日とかはベッドから起きだして
そのまま顔も洗わずに、レコーディング開始、
一段落着いたところでやっとシャワーを浴びたらもう夜、
なんてことは良くありました。
特にボーカルとかは休みの日じゃないと
録れないんですよね。それに、ボーカルは日を変えると
全く違う風に録れてしまうので、繋げなくてはならない
場合があった時に、違う日のテイクどうしは繋がらないのです。
なのである程度まとめて録らなくてはならない。
しかもボーカルの場合、ダメな日はいくらやってもダメです。
一回歌っただけで、今日は調子が悪いからダメだ、と解る。
無理してやっても、後でやり直したくなっちゃう。因果なもんです。
その点、ベースとかエレキとかは
ライン経由で録音しているので、時間を選ばずに
録音できますし、セッティングさえ変えなければ、
ほぼいつでも同じ音が出せます。素晴らしいです。
さて、竹田の部屋にはパソコンが三台ありまして、
うち、二台が録音に使われています。
一台はデスクトップで比較的高機能ですが、ファンがうるさくて
レコに耐えません。しかしデスクトップですし、モニタースピーカーも
机の上にあり、作業はこっちの方がしやすいので、ミックス作業は
こっちで全てやります。
もう一台はノートで、ファンレスなので静かです。
ただ、それなりっちゃそれなりの性能なので、あくまで録るだけです。
なので、ノートで録って、LAN経由でデスクに送り、
そっちでミックス、と言う段取りでやるわけですね。
とは言っても打ち込みとか、ベースとかエレキとかは前述のように
騒音と無縁なので、デスクにて直接レコします。自然、アコギとボーカル、
コーラスなどが先に録音されていく事になります。
録り方の方向性としては、大きく三通りあります。
一つ目は、クリック、いわゆるメトロノームカウントですね、
これを聞きながら、仮アコギを入れ、再度その仮アコギを聞きながら
本アコギを録音、その後ボーカル等を録っていくやり方。
(ちなみにアコを二度録るのは、クリック聞きながらだとどうしても
自然なプレイが出来ないためと、クリック自体の音が漏れて録音されて
しまうためです)
このやり方だとテンポから最初から最後まで一定なので、
聞いていて聞きやすいですし、データの修正もしやすいし、
なにより打ち込みをやる場合は必須です。反面綺麗過ぎて面白みに欠ける。
二つ目は、出来るだけテンポを狂わせないように注意した
仮ギターを録音。(この場合クオリティは問いませんで、とにかく
テンポがあっていて、その後それにあわせられれば良い)
その後仮ギターに合わせて本ギター、ボーカル等を録っていくやり方です。
これはどうしてもクリックに合わせてギターが弾けない場合(笑
多少フリーテンポな部分が入ってくる曲、自由さ重視の曲等の
際に用います。勢いがあって良いですが、もちろん一番と二番の長さが
微妙に変わったりします。走ったりもたったりする場合もあります。
三つ目は、いきなりボーカルとギターを一緒に
録ってしまうやり方です。これは完全に曲自体がフリーテンポ
な時に用います。タメとかがある曲だと、別録りするとボーカル
入れられないんです。どうしてもタイミング計ってしまうので、
不自然になっちゃう。ただ、一気に録っているので、
一気に録ったクオリティが全てです。
これらはどれが良いとか悪いとかではないですし、
他の方法論もあると思います。ここいらの方法が決まると、
レコは具体的に動きやすくなります。逆に決まらないと、
何度もやり直したりしたくなってしまいます(笑
既に言及したものもいくつかありますが、
どの曲がどの方法で録音したのか想像してみても
面白いかもしれませんね。
2008/07/16(Wed) 00:22:47 | CD/レコーディング