930
さてさて、無事発売しました新CD「930」ですが、
例によって、一曲一曲の曲解説をしたいと思います。
ただ、その前になんで「930」なのか。
聞かれてその都度答えるのがめんどいので、
前もってここに書いておきます(笑
これはですね、和樹くんにメールで練習時間を知らせるとき
「夜9時半から練習でお願いします!」
という内容を極限まで縮めた形です。
実際「930」とか「1000」とか、そんな風にメールしています。
(ちなみに和樹くんから返ってくる返事は、どんな内容でも「はい。了解」です。)
練習のたびにこのようなメールをしていて気づいたのですが、
これはもはや記号に近い。
でも記号は、その意味を理解する人にとっては、
極限まで無駄を削いだ、雄大な表現方法です。
つまり、共有理解が出来る人にとっての
ミニマルな表現という事をネーミングした訳です。
「共有理解が出来る人にとっての」というのは
ある意味「わかる人にわかる」というマイナスなイメージもありますが
これはまぁ、音楽全体がむしろそういう側面を前提として持っている
という意味に過ぎません。
なので、結論としてはシンプルな音楽という意味だと
思っていただければよいかと思います。
後は、今回はガッツリと和樹君と一緒に作ったという意味も
含まれています。今回のクレジットはサポートではありません。
わかる人は一瞬でわかったと思いますが、
ジャケットとCDのデザインも「9時30分」を意味しています。
バレリーナは大した意味はありません。この9時30分をデザイン上に
明示しようとした時、これ以外にないモチーフだったというだけです。
バレリーナ(谷里奈さん)は珍しく時間かけて書き込んだのですが、
あんまり印刷に出ませんでした(笑
(余談ですが、今回ほとんど満足いく出来だったのですが、
唯一、印刷の出来だけには満足していません。)
「ATP」の時も「halfsinger」の時もそうですが
CDのタイトルを決める作業は楽しいです。
結果、いろんな意味を込めたものになります。
それぞれにタイトルを持つ複数の曲があり、それらをまとめた時に
ひとつの意味を持つ新たな記号を付加する、そういう作業は
グループ名や本の題を決めるような作業とも言えるかもしれません。
今の傾向として、配信などで曲一つ一つがバラ売りに
なっていくと思いますし、それはそれで別に良いのですが
複数の曲をまとめて、順番どおりに聞いた時に新たに感じられる
ストーリー性と言うのは、確かに存在し、かつこれまで長く親しまれた
音楽の楽しみ方のひとつだと思います。
作り手としては、曲順はもちろん曲間の秒数にもこだわって
CDをマスタリングしていますので、たまにで良いのでそういう楽しみ方を
してみて欲しいという思いはあります。
例によって、一曲一曲の曲解説をしたいと思います。
ただ、その前になんで「930」なのか。
聞かれてその都度答えるのがめんどいので、
前もってここに書いておきます(笑
これはですね、和樹くんにメールで練習時間を知らせるとき
「夜9時半から練習でお願いします!」
という内容を極限まで縮めた形です。
実際「930」とか「1000」とか、そんな風にメールしています。
(ちなみに和樹くんから返ってくる返事は、どんな内容でも「はい。了解」です。)
練習のたびにこのようなメールをしていて気づいたのですが、
これはもはや記号に近い。
でも記号は、その意味を理解する人にとっては、
極限まで無駄を削いだ、雄大な表現方法です。
つまり、共有理解が出来る人にとっての
ミニマルな表現という事をネーミングした訳です。
「共有理解が出来る人にとっての」というのは
ある意味「わかる人にわかる」というマイナスなイメージもありますが
これはまぁ、音楽全体がむしろそういう側面を前提として持っている
という意味に過ぎません。
なので、結論としてはシンプルな音楽という意味だと
思っていただければよいかと思います。
後は、今回はガッツリと和樹君と一緒に作ったという意味も
含まれています。今回のクレジットはサポートではありません。
わかる人は一瞬でわかったと思いますが、
ジャケットとCDのデザインも「9時30分」を意味しています。
バレリーナは大した意味はありません。この9時30分をデザイン上に
明示しようとした時、これ以外にないモチーフだったというだけです。
バレリーナ(谷里奈さん)は珍しく時間かけて書き込んだのですが、
あんまり印刷に出ませんでした(笑
(余談ですが、今回ほとんど満足いく出来だったのですが、
唯一、印刷の出来だけには満足していません。)
「ATP」の時も「halfsinger」の時もそうですが
CDのタイトルを決める作業は楽しいです。
結果、いろんな意味を込めたものになります。
それぞれにタイトルを持つ複数の曲があり、それらをまとめた時に
ひとつの意味を持つ新たな記号を付加する、そういう作業は
グループ名や本の題を決めるような作業とも言えるかもしれません。
今の傾向として、配信などで曲一つ一つがバラ売りに
なっていくと思いますし、それはそれで別に良いのですが
複数の曲をまとめて、順番どおりに聞いた時に新たに感じられる
ストーリー性と言うのは、確かに存在し、かつこれまで長く親しまれた
音楽の楽しみ方のひとつだと思います。
作り手としては、曲順はもちろん曲間の秒数にもこだわって
CDをマスタリングしていますので、たまにで良いのでそういう楽しみ方を
してみて欲しいという思いはあります。
2013/03/18(Mon) 21:27:25 | CD/レコーディング