DTM・DAW環境64bit化

Windows XPのサポートが2014年4月、切れた。
世間でも大きく報じられ、おそらく大半の人が影響を受けたのではないかと思う。
私も職場で、大量のWindows7パソコンのセットアップをする羽目になった。

それでも多くの人は素直にWindows7なり8なりに乗り換え、
問題なく使用しているはずである。
無用の出費だったなぁと言う意識はあるかもしれないが、
Windows7の使用感がXPとさして変わらないこともあり、
そこまで死活問題ではなかったろう。

しかしながら、私にとってはちょっと乗り換えはハードルが高いのだ。

Windows7では32bitOSと64bitOSが選択できる。
XPでも64bitはあったが、使っている人はよほどコアな人だけ、
事実上32bitの世界だった。(VISTAはいろんな意味で割愛する)
DTMとかDAWとかいう、レコーディングの世界でもそれは例外ではなかった。

32bitと64bitの違いと言えば、
ほぼメモリを4G以上積めるかどうかだけである。
32bitは4Gまでのメモリしか認識しない。
とはいえ、本当にネットと文章作成をするくらいしか
パソコンを使用しないのであれば、メモリはせいぜい
2Gか3Gあれば十分であり、その意味では32bitOSで良いといえる。
事実、職場のパソコンは32bitだ。
しかし、動画のエンコードとかレコーディングとか
パソコンに非常に厳しい使い方をする私などは、
これからWindows7に移行するなら、64bitを選択せざるを得ない。
しかし、32bit時代の古いソフトが、ハードが
64bitに対応していないことがある。

私は、わりと物をずっと使う質である。
新しもの好きだが、特に道具として使用しているものはコロコロ変えない。
今、使用しているレコーディング環境は
アルバム「ATP」をレコーディングした時とほぼ同一である。
2002年頃からずっと同じオーディオインターフェイスを使用しているし
レコーディングソフトを使用している。
それは音や安定性に不満を感じておらず、
何よりその環境に慣れていたからだ。

しかしそれももう限界だ。
インターフェイスはともかく、干支が一周回るほど前の
ソフトを使用している人もそろそろ珍しい。
12年と言ったら赤子ももう中学生だ。さすがにいいだろう。
XP問題という黒船もあり、私はwin764bitに移行する
決意を固めた。


固めたので、色々と調べた。
乗り換えるには少なくとも今後10年は戦える環境を
整えなければならない。

実は、今使用しているパソコンは「930」のマスタリングのためだけに
今から二年前に手に入れたもので、そこそこ速い。
XPだがCore2Duo E8400 でメモリが3G。
確かに一昔前の環境だが、そこらへんの最新雑魚パソコンより全然快適。
これをそのままwin7環境にすることも十分できる。

しかしながら、このスペックであと10年戦うのは無理。
そして環境の更新はそんなに頻繁にあって欲しくない。
二年で買い替えは非常に心が痛むが、
そもそも中古で安く手に入れたものなので仕方ない。
このパソコンに別れを告げることを決めた。
(と言うか、平凡に移行できるとはとても思えないので、
しばらくの間、いわば二股関係を結ぶことになる。)

で、手に入れたのが
Core i7 2600 メモリ8G
SSD128GB そしてもちろん、win7の64bitである。

スペックを解りやすくドラゴンボールで例える。

今使っているパソコンがナッパで、新しいのが地球に初めて来た頃のべジータだ。
どちらも強いには強いが、突き詰めると天と地ほどの差がある。

ちなみに一代前のパソコン、つまり「ATP」レコーディング時のパソコンの実力は
亀仙人くらい。(pen4 2.4G メモリ1G)
これは12年前に「10年戦えるパソコンを!」と思って組んだパソコンだ。
実に10年、きちんと戦いぬいた。

新しく手に入れたパソコンも、最新機種ではない。
ヤフオクにて5万2000円で落札した。
解る人には解ってもらえると思うが、結構良い買い物だったと思う。
たぶん明日届く。

そんな訳で、ある程度起きる問題はすでに想定できているのだが
今後どのように64bit環境を整えていけるか、暇を見て記していきたい。
2014/06/06(Fri) 21:45:10 | 64bit化計画
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