DTM・DAW環境64bit化(4)

最後に、プラグインをインストール。
プラグインって何よ?

プラグインとは、まぁいわゆる別売りエフェクターや
別売り音源だと思っていただければよい。
長年愛用しているリバーブ・コンプなどのエフェクター、
サンプラーとかあるのだが、
それが上手くインストールできないと、
今までの曲のデータが正しく再生できない。

別に昔を振り返る事もあんまりないのだが
その当時頑張ってミックスしたものが
そのまま再生できないのはやっぱりなんとなくさみしい。

そんな思いでひと通り手持ちのプラグインを
インストールしてみると、一番よく使っているシリーズの
プラグインだけ、ソフトウェアに嫌われた。
インストールはできるものの、ソフトウェアから認識されない。

困った。


うんうんと悩んだが、
仕方ないので最新バージョンにアップグレードする。
ちょっとお金がかかった。でも仕方ない。

で、アップグレード完了。


結果。

アップグレードしたプラグインは問題なく認識されるも、
古いプラグインと同一のものと認識されない…。

つまり、古いパソコンで件のプラグインの設定や数値などを
「メモって」新しいパソコンで同一プロジェクトを開き、
新しいバージョンのプラグインを刺しなおして
メモ通りに設定すれば、理論上同じ設定となるはずだが…


正直めんどくせ〜!!
どんだけメモらなきゃならない項目あるんじゃ。


死ぬほど暇なときにやるしかないか…。
(しかし早めにやらないとこういうのって
なんか事故があってできなくなるってのがパターン。)


そんなこんなで、一応無事に移行が完了しました。

しかし…、ノートパソコンの方がまだXPなので、そちらを
強引に7化するか、あるいは新しいPCを購入するかと言う
課題がまだ残っている。
一応CubaseSXで録ってCubase7.5でミックスするという
方法も取れなくないけれど、なんか精神衛生上良くないので、
いずれそちらもwin7にする予定。

かくも機材整備の道は遠いのである。(未完)

DTM・DAW環境64bit化(3)

とりあえず、一気に増設をするべく
必要なパーツを買い揃える。

前に書いたとおり、
ハードディスクとFirewire拡張ボードとメモリ。
そして一気に増設完了。

つづいてソフトウェア。
CubaseSXから最新のCubase7.5に
アップデートするのと、最新のものを
改めて安いところで買うのでは、
予想通り、後者のほうが安い…。

ということで、昔過ぎてライセンス認証なども
微妙に今と異なることもあり、おとなしく新規でソフトを購入。
32bitバージョンと64bitバージョンがあるが、
もちろん64bitバージョンを使用する。


次に、オーディオインターフェイスの購入。
これは非常に悩んだのだが、結局のところ
現行人気機種であるFirefaceUCXにする。
ちょうど中古でまあまあ安い出物があったので、
割と安価に手に入れられた。


そうそう。この一連の大購入ぶりを見て、
竹田、カネモチだなぁと
思っている人いるかもしれないが、誤解だ。

平行して、メッチャ機材を売った。
メッチャ売った。

動かなくなっていたミキサーとか
使用していないマイクとか、エフェクターとか
インターフェイスとか。etc。

諸々売り払ったら10万くらいになった。
音楽の機材はあまり値崩れしないので、
こういうときに手っ取り早く金に換えられて大変ありがたい。

付け加えるならば、他の原資も主にCDの売り上げと
ストリート時の投げ銭である。
生活資金には(ほとんど)手を出していないわよ。
とか言わんでもよい言い訳してみたり。


さてさて。
そうこうしているうちにFirefaceUCXが届いた。
もちろん今まで使っていたMultifaceは売った。
愛着あったが仕方ない。大事に使っていたので
凄く綺麗だったが、ヤフオクでは買い叩かれた。
あまりに綺麗だったので、落札者にビビられた。

あ、また話しそれた。
で。
せっかくなので、今旧パソコンに刺さっている
96/8pstとUCXで聞き比べをしてみた。


正直ぜんぜん違った。
聞き比べたら絶対誰でもわかる位違う。

同プロジェクトとはいえ
旧パソではCubaseSX、新パソではCubase7で
開いているので、ソフトの違いももちろんあるだろうが
音の広がり方がぜんぜん違う。
音の好みとかいう次元ではない。
聞こえる情報量が違う。

やっぱ、いろんな意味で
進化しているんだなぁ。

つづく。たぶん次で終わる。

DTM・DAW環境64bit化(2)

このシリーズ、専門用語を特に説明なしで
記載していくので、わからん人はスルーしてね。


んでパソコン着荷。
しばらく他事にて動作確認すらできなかったのだが、
昨日やっと起動してみた。

ビビるくらい速い。

SSDのせいだと思うが1分もかからずに起動する。
技術革新凄すぎる。

長く使用していたPen4のPC(亀仙人)は邪魔になったので
リサイクルに出した。何一つ有効利用できないくらい古いのが
悲しすぎる。


そして、新PC、中を開けてみた。

マイクロATXなので、ふんだんに開きスペースがあるわけではないので
ハードディスクは足せたとしてもあと2台と言ったところ。
拡張はすべてPCIe。
これでPCI世代の手持ちボードは全滅確定。

とりあえず、どっちみち必要となるので
2Tのハードディスクと、Firewire拡張ボードを
尼ポチ。二つで一万もしない。

メモリもあと8G足せるんだよなぁ。
別にほっとく理由もないので、ちかぢか
ヤフオクで落とそう。
相場を見ると5,000円前後らしいし。
そこまでやって、とりあえず第一次下準備完了と言った感じである。


問題は、オーディオインターフェイスである。
今まで10年以上使用していたRME 96/8pstは
64bitのドライバが出ておらず、そもそもPCIなので
使用できない。良いボードだし必要十分で
勿体無いが仕方ない。
今、値が下がりまくっているから
叩き売っても5,000円にもならないのがまた悲しい。

んで、方向性としては
multiface用にPCIeボードを購入する。
これは4万円コース
multifaceのPCMCIA用にPCIe変換ボードを購入。
これは1万5,000円コースだが、動くかどうか解らん。
中古でfireface400を購入。6万前後コース。
アリと言えばアリ。
諦めてfirefaceUCX購入。13万コース。
確実に後10年以上戦えるのはこのコース。

平行して、Cubaseも最新にする予定なので、
こちらも5万以上の出費。


お分かりいただけただろうか。
ようは、パソコン本体を買い換えると、
本体以上の出費がついて回ると言うことなのだ。
今までずっと二の足を踏んでいたのはこういうことなのだ。

とりあえず、今のところ急ぐわけではないので
ヤフオクとかみながらボチボチ動いてみる予定。
なんか動きがあったらまた書きます。

DTM・DAW環境64bit化

Windows XPのサポートが2014年4月、切れた。
世間でも大きく報じられ、おそらく大半の人が影響を受けたのではないかと思う。
私も職場で、大量のWindows7パソコンのセットアップをする羽目になった。

それでも多くの人は素直にWindows7なり8なりに乗り換え、
問題なく使用しているはずである。
無用の出費だったなぁと言う意識はあるかもしれないが、
Windows7の使用感がXPとさして変わらないこともあり、
そこまで死活問題ではなかったろう。

しかしながら、私にとってはちょっと乗り換えはハードルが高いのだ。

Windows7では32bitOSと64bitOSが選択できる。
XPでも64bitはあったが、使っている人はよほどコアな人だけ、
事実上32bitの世界だった。(VISTAはいろんな意味で割愛する)
DTMとかDAWとかいう、レコーディングの世界でもそれは例外ではなかった。

32bitと64bitの違いと言えば、
ほぼメモリを4G以上積めるかどうかだけである。
32bitは4Gまでのメモリしか認識しない。
とはいえ、本当にネットと文章作成をするくらいしか
パソコンを使用しないのであれば、メモリはせいぜい
2Gか3Gあれば十分であり、その意味では32bitOSで良いといえる。
事実、職場のパソコンは32bitだ。
しかし、動画のエンコードとかレコーディングとか
パソコンに非常に厳しい使い方をする私などは、
これからWindows7に移行するなら、64bitを選択せざるを得ない。
しかし、32bit時代の古いソフトが、ハードが
64bitに対応していないことがある。

私は、わりと物をずっと使う質である。
新しもの好きだが、特に道具として使用しているものはコロコロ変えない。
今、使用しているレコーディング環境は
アルバム「ATP」をレコーディングした時とほぼ同一である。
2002年頃からずっと同じオーディオインターフェイスを使用しているし
レコーディングソフトを使用している。
それは音や安定性に不満を感じておらず、
何よりその環境に慣れていたからだ。

しかしそれももう限界だ。
インターフェイスはともかく、干支が一周回るほど前の
ソフトを使用している人もそろそろ珍しい。
12年と言ったら赤子ももう中学生だ。さすがにいいだろう。
XP問題という黒船もあり、私はwin764bitに移行する
決意を固めた。


固めたので、色々と調べた。
乗り換えるには少なくとも今後10年は戦える環境を
整えなければならない。

実は、今使用しているパソコンは「930」のマスタリングのためだけに
今から二年前に手に入れたもので、そこそこ速い。
XPだがCore2Duo E8400 でメモリが3G。
確かに一昔前の環境だが、そこらへんの最新雑魚パソコンより全然快適。
これをそのままwin7環境にすることも十分できる。

しかしながら、このスペックであと10年戦うのは無理。
そして環境の更新はそんなに頻繁にあって欲しくない。
二年で買い替えは非常に心が痛むが、
そもそも中古で安く手に入れたものなので仕方ない。
このパソコンに別れを告げることを決めた。
(と言うか、平凡に移行できるとはとても思えないので、
しばらくの間、いわば二股関係を結ぶことになる。)

で、手に入れたのが
Core i7 2600 メモリ8G
SSD128GB そしてもちろん、win7の64bitである。

スペックを解りやすくドラゴンボールで例える。

今使っているパソコンがナッパで、新しいのが地球に初めて来た頃のべジータだ。
どちらも強いには強いが、突き詰めると天と地ほどの差がある。

ちなみに一代前のパソコン、つまり「ATP」レコーディング時のパソコンの実力は
亀仙人くらい。(pen4 2.4G メモリ1G)
これは12年前に「10年戦えるパソコンを!」と思って組んだパソコンだ。
実に10年、きちんと戦いぬいた。

新しく手に入れたパソコンも、最新機種ではない。
ヤフオクにて5万2000円で落札した。
解る人には解ってもらえると思うが、結構良い買い物だったと思う。
たぶん明日届く。

そんな訳で、ある程度起きる問題はすでに想定できているのだが
今後どのように64bit環境を整えていけるか、暇を見て記していきたい。


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